三国志11pk 感想

2006年のゲーム。
中国大陸を升目に分けて、内政と軍事を一体化させた感じ。
明らかに三国志9を意識してだが、9とは異なって升目である。
なお、君主プレイのみで配下プレイは無い。
 

◆内政
指定された内政用の升目があるので、そこでのみ内政に関わる施設を建造できる。
農地とか以外に工房とかもここに含まれている。
箱庭型の内政は良い案なんだけど、建てられる場所が狭すぎるかなぁ。
その隣は平地なのになんで建てられないの?って考えると、ゲーム設計上の話になってしまうのがね。
その都市の範囲内なら、どこにでも建てられるのが理想だった。

あと、建てられる建物の種類が多いのは面白い。
 
◆軍事
戦闘はターンが回ってきたら、出陣コマンドを選んで移動先を選ぶ感じ。
最初のターンで移動できる場所以外を選択すると、最短経路?で委任移動となるので、この状態とするのが基本。
(毎ターン操作してもいいが、部隊数が多いと面倒くさすぎる)
 
最初のターンの範囲内に敵がいたり、建設対象の場所があるなら、そこでついでにコマンドを選ぶ。
この辺りは9のシステムを継承していたほうが良かったんじゃないかなぁ。
9であんなにリアルタイム性を感じさせつつ、スムーズに感じさせる部隊の動きだったのに11は微塵もそれを感じなかった。

ちなみに、本作では敵との戦闘では部隊の兵科(兵科≒陣形だけど)と、その兵科で使える戦法がとても大事ですね。
ただ、任意で戦法を使える割には、あまりに種類が少ない。
おまけに敵を混乱させる戦法が基本であり、それ以外の使用頻度は低い。
また、戦法を使うには気力値が必要なので、乱発は不可。
最初は100が最大値なのに1回の使用量は15とか25なので、すぐに使用不可となる。
 
◆軍事施設
街道とか、いろんな場所に作れる。
ただ、こちらも制約があって、陣の隣に陣を作るとか、弓やぐらを作るとかは出来ない。
正直、そういう制約はもっと緩くても良かったと思いました。
なんで陣の隣に陣を作れないんだ・・・w

なお、部隊の移動先に陣を指定すると、陣の周辺に移動する、となり、陣に入るという概念は無い。
なので、9のように城塞に立てこもって応戦という熱い展開はなく、外の升目でひたすら戦法発動やら、攻撃を行うだけ。
 
◆操作性
steam版ですが、求められる操作が少し多いように感じた。
上に書いた箱庭型内政の場所の制約とか、部隊の戦法云々もあってか、だいぶ手間な印象を与えている気がする。
基本的には、君主がいる都市とどうしても操作したい都市以外は軍団を作ってしまう(9同様、軍団を作ると委任扱いとなる)スタイルとなりそう。
 
◆BGM
これは相変わらず良い。
ただ、戦闘中のBGMは9とか、他作のほうが好きかも。
 
名作と名高いけど、やっぱ人のレビューは参考程度だったなぁ・・・。